研究活動紹介
共同フィールドワーク
毎年、東南アジアの3か国(インドネシア、マレーシア、フィリピン)のうち、2地域と日本で、多国間の枠組みでの共同フィールドワーク・共同研究を実施し、研究交流を進めます。
平成27年度 共同フィールドワーク(フィリピン/日本)
防災先進国である日本の制度や技術をアジア各国に適用可能な形にして伝えるには、最先端の制度・技術だけでなく、社会に根ざした防災文化および防災実践もあわせて伝える必要があります。このため、地域研究的視点から、社会的背景を踏まえた災害対応のあり方を研究する手法を共有し、次年度以降の共同研究の基盤を形作るための調査を行いました。
実施概要
日本:
●日間の研修にて、日本における防災の制度・技術・実践についての事例研究を行いました。
フィリピン:
●日間のフィールド調査を行い、フィリピンにおける災害対応の現状と課題について、意見交換する交流をもちました。
実施日
日本:
2016年●月●日~●日
フィリピン:
2015年●月●日~●日
参加機関
日本:
京都大学地域研究統合情報センター、●●大学、●●大学、●●大学
インドネシア:
シアクアラ大学
フィリピン:
アテネオ・デ・マニラ大学、シリマン大学
マレーシア:
マレーシア・イスラム理解研究所、マラヤ大学
国際セミナー
共同研究とあわせ、アジア3カ国の現地でセミナーを実施するほか、日本とオーストラリアで毎年1回ずつ、学会と連携した国際セミナーを実施します。
平成27年度 国際セミナー
~International Workshop "Toward Building Regional Platform for Disaster Risk Reduction in Asia"〜
自然現象としての災害は、地域や時代によらず同様に発生しますが、災害による被害と対応のしかたは、地域や時代によって、それぞれ異なります。ASEAN各国から災害対応に取り組む研究者が集まり、国による災害対応の特色についての理解を深め、各国と比較しそれぞれの出身国における災害対応の特色を考える契機となる多国間セミナーを開催し、アジアの防災コミュニティ形成の基盤づくりに資する理解の形成を促しました。
実施概要
アジア規模での防災コミュニティをつくるための国際的な人的ネットワーク構築に向けて、研究者が集まり、各国の防災・減災実践に関する情報を整理・共有し、各国の特徴について検討しました。
ワークショップ終了後、ASEAN各国から参加した若手研究者は京都市、香川県、東京都の防災教育施設や東日本大震災被災地視察を含むスタディツアーに参加し、日本の防災・減災実践についての理解を深めました。
実施日
2015年12月15日~16日
参加機関
日本:
京都大学地域研究統合情報センター、●●大学、●●大学、●●大学
インドネシア:
シアクアラ大学
フィリピン:
アテネオ・デ・マニラ大学、シリマン大学
マレーシア:
マレーシア・イスラム理解研究所、マラヤ大学